目指せ合格! 予備校比較

NEXUS

予備校文化(よびこうぶんか)とは、日本特有の若者文化(ユース・カルチャー)の一種であり、大学受験予備校に通う生徒(特に浪人生)の間に生まれるものを指す。また、大手予備校においては、著名講師・名物講師が多く出講していることから、学校文化としての側面も強い。往年の駿台予備学校のアカデミズムや、代々木ゼミナールのマスプロ指向・タレント指向などが、顕著な例である。 1980年代の予備校文化は、『ザ・予備校』(1986年、第三書館)、『増補 ザ・予備校 87年度版』(1987年、第三書館)に詳しい。当時、全国に存在した多くの予備校を知る貴重な資料となっている。また、紹介された講師の中には、現在も活躍を続けている人々も見受けられる。 推薦入学(すいせんにゅうがく)とは、主に大学や高校が学生を募集する際に、出身校からの推薦を受けた学生を選抜して入学させることである。選抜の基準は、学業やスポーツ、芸術分野など大学・高校が要求する特定分野の成績、調査書等で判断される。近年は自己推薦、社会人推薦など出身校の枠や現役・浪人(卒業時期)の別を問わないなど推薦入学の形態も変化しつつある。北陸大学のように国内の全高校を推薦入試指定校にしたり(全高校を推薦指定校に 2007年1月11日 読売新聞)、立命館アジア太平洋大学のように予備校(早稲田塾)に推薦入試枠を与える事例(予備校に推薦枠 2006年7月5日 読売新聞)も見られる。 従来は私立学校で多く行われており国公立校での実施例のほとんどは大学のものであったが、近年では公立高校などでも増加している。 過去においては、意欲のある優秀な学生を早期に囲い込むことが主眼であったが、近年は学生数の急減を受けて入学者の半分以上を推薦入学枠で固めるなど、定員確保のために使う学校も増えている。また大学側は往々にして認めはしないが、昔(あるいは現在も)難関大学と呼ばれていた大学においては各種推薦により一般入試枠を減らすことにより学力偏差値を高水準に維持しようという目論見も見うけられる。 学生側 通常の入学試験で課せられる試験科目が軽減、もしくは免除されることが多く、通常の入試時期よりも早い段階で合否判定が行われることから受験の負担が軽減される。 必要な基礎学力を十分日経225 につけていない学生が入学してきた場合、これを教育しなくてはならない。そのような事態が生じる要因として、調査書などにより一定水準は担保されることになってはいるものの、評価基準は出身校ごとに異なるために学力のギャップが生じることが考えられる。推薦入試でも独自の学力試験を課し、合否判定資料のひとつとして用いることもあるが、試験内容は一般入試と比べれば、極めて平易なものであることが多い。それらは特にスポーツ推薦入試に多くみられ、私立大学や一部の私立高校ではプロチームの入団テスト同然になっていることが多い。 学生側 特に指定校推薦の場合、合格したら入学を確約しなければならず、早期合格とは引き換えに「チャレンジ校」への受験・合格機会を手放すことを強いられる。また、出身校は将来的にも推薦枠を確保したがるので、推薦入試で入学した場合、中退・転学などがしにくくなる。さらに公立大学の場合、それぞれの大学がある地元の高校に通っている生徒が合格した際、その生徒は地元人材育成の観点から地元以外の企業への就職がしにくくなる。そして成績不振になった場合、公立大学では指定校制度で合格したのに地元以外の企業に就職した場合やその意思を示した場合、将来の推薦枠を返上しなくてはならない可能性がある。 入試において、特別な技能・クラブ活動や生徒会、ボランティア活動等の実績・資格取得の有無などを判定材料のひとつとする大学が増えている。出願資格として英語検定・漢字検定・TOEIC・簿記検定などの取得級(例えば○級以上)がCFD されたり、それらの学習を通して得た結果・入学後の勉強の意向などを面接で訊かれる場合がある。 AO入試(えーおーにゅうし、アドミッションズ・オフィス入試)は、出願者自身の人物像を学校側の求める 学生像(アドミッション・ポリシー)と照らし合わせて合否を決める入試方法である。学力試験の得点で合否が決まる従来の一般入試とは異なり、志望理由書や面接などにより出願者の個性や適性に対して多面的な評価を試みる点に特色がある。 同様の選抜形式が一律にAO入試と呼称されているわけではなく、自己推薦入試、公募制推薦入試、自由選抜入試、特別総合入試、一芸入試等、大学により様々な名称が与えられている。この項では主に日本の大学入試においてのAO入試の諸事情について記す。 AO入試に詳しい教育・人事コンサルタントの藤岡慎二氏によると「推薦入試は高校側が生徒を推す入試、AO入試は大学が欲しい生徒を志願者の中から選ぶ入試。結婚でいえば、大学側がお見合いのように紹介してもらう推薦入試と、志願者の中から好きな人を大学側が選ぶAO入試」という。大学側は志願者に関する情報を志望理由書や面接で取得し選抜を行う。故にAO入試では学力だけでは無く志望理由書と面接も重要視される。 その発祥はアメリカ合衆国、カナダやイギリスなどであり、現在もなお盛んにくりっく365 されている。 日本では1990年(平成2年)に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスが最初に導入した。かつては私立大学を中心に実施されて来たが、近年は国公立大学でも採用する学校が増加し、日本における受験の態様は変わりつつある。2006年度、同入試を実施したのは、全国で、国公立49大学(120学部)を含め、約600校に達する。 通常の指定校推薦入試とは異なり、浪人生や社会人であっても出願できるケースが多い。  受験生は、部活動の成績やボランティア活動の履歴、個人的な活動(伝統芸能の継承や芸術活動、芸能活動など)を出願時に願書等に記述するなどして申告でき、それが合否の判断材料としても使われる。このため、AO入試での受験を早い段階から意識した生徒は部活動の充実や各種個人活動での成果を気にしながらの学校生活を送ることになる。早期からAO入試による大学入学を狙っている生徒は、積極的に課外活動に勤しむケースも見られる。生徒の「とりあえず活動してみる」活動の中で、目的意識を醸成される場合も散見される。  学校側は「受験者を多面的に評価した末に合否を決定する」としている。そのため合否の基準は学校独自のあいまいなものであると思われがちだが、それは多面的な評価が数値化させにくいことに起因する。学校は建学の精神に基づいた「アドミッションポリシー」や「求める学生像」を設定しており、それらの条件を満たすかどうかを判断するために独自の評価項目を持つ場合が多い。 「AO入試に合格するのは宝くじに当たるようなものだ。」と揶揄される場合があるが、それはAO入試の理念や考え方を理解不足が所以である。正しい理解のもと、戦略的な準備は可能である。 多くの私立大学において近年AO入試は青田買いの手段となってしまっていた。つまり、推薦入試においては出願が11月以降という決まりがあるが、AO入試にはこの規制がない。青田買いが過熱し夏休み前に合格者を出すケースも少なくない[1][2]。  試験実態・学生レベルも、予備校偏差値40台のある首都圏の私立大学教員によると「面接に来た受験生が『ぜひこの大学に入学したい』と言えばたいてい合格を出す。しかし実際は高校教師に言われたまま来た生徒が多い。」「AOと推薦で定員の9割ほどを埋めた上で残りを一般入試で採る。そうすれば一般入試の競争倍率もそこそこに見える」「入ってきた学生の学力は中学2、3年レベルである。英語なら過去形が分かれば上級コースである。しかし大半はちゃんと就職している」といった具合である[3]。  しかし、AO入試は大学側の受験生評価が正しく行われれば、偏差値以外の様々な資質を持った学生を大学に入学させ、大学の活性化を図れる、という一面を持つ。 AO入試発祥の慶應義塾大学では、導入して18年が経過した2008年にAO入試を振り返った際、「AO入試で入学してきた学生は元気がよく、一般受験で入学した学生とはまた違った個性で、学生を引っ張り大学の活性化に良い影響を与えている」と評価している。授業でも積極的に発言し主体的に研究活動に参加している学生が多いという。[4]  青田買いとしての運用か、受験生を多面的に評価し大学の活性化を図るかは、大学の経営方針によるが、AO入試の理念に基づいた運用をしている大学では、大学の活性化に繋がっている。  出願校のアドミッション・ポリシーに適合しないと見なされた場合その受験者は不合格となるが、このことは学校側が真に入学させたい人材を能動的に選び出すことができるというプラス面と、一般入試と比べて恣意的に合否が決せられるというマイナス面とを二つながら含んでいると言える。      また「偏差値偏重な学歴社会に異論を唱え、風穴を開ける」目的で設置された受験制度であったが、当のAO入試受験者達は、「いわゆる一般入試の合格基準の偏差値が高いとして有名な大学」に労せずに入学することを目指しているだけと言われている。しかし、AO入試を目指し大切な青春時代である高校時代を、自分の目標の為に積極的に活動し、その成果で大学に入学しようという考え方もあり、高校生活を充実させる効果もある。