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2003年4月入学者33万8264人のうち、2003年3月の高等学校及び中等教育学校(後期課程)卒業者は24万0792人である。すなわち過年度生・大検生などは29%存在する。 2003年4月入学者11万3029人のうち、2003年3月の高等学校及び中等教育学校(後期課程)卒業者は10万3358人である。すなわち過年度生・大検生・外国学校卒業者などは8.5%存在する。過年度生の存在はかなり少数派ながら、ある程度一般的である。 2003年4月入学者60万4785人のうち、2003年3月の高等学校及び中等教育学校(後期課程)卒業者は46万6076人である。すなわち過年度生・大検生・外国学校卒業者などは23%存在する。また2003年度大学入試センター試験の現役志願率は34.3%である。四年制大学においては、過年度生の存在は比較的少数派ながら、ある程度一般的である。 六年制大学の医学部医学科、歯学部や薬学部、獣医学部など、医歯薬系の学科は難関であるため、他学部と比べて過年度生の比率が高い。2003年度の医学部医学科合格者の66%が過年度生である。最も過年度生が少ない大学は、東京大学理科三類(ほぼ全員が医学部医学科に進学する科類)で44%、最も多い大学は、杏林大学医学部で87%である。(いずれも河合塾調べ) また、大学をすでに卒業した人は学士入学として中途の学年に編入できる(いわゆる過年度生ではない)。例えば、卒業した大学に置かれていない、あるいは在学中に修得しなかった課程(例えば教職課程)を通じて免許・資格を取得するために、卒業後に大学へ編入するケースは少なくない。この場合、既に就職している社会人については働きながら学業を進めるために、通信制(大学通信教育)を設置する大学を選ぶことが多い。 一部の大学では高校2年修了時点での飛び入学を実施しているが、年齢の上限を設けている場合がある。千葉大学と名城大学では飛び入学の応募可能者を当該年度の4月1日時点で17歳の生徒に限定しているため、最年少の生徒しか応募できない。2005年から飛び入学を開始する成城大学、昭和女子大学では年齢の上限は設けていない。エリザベト音楽大学は不明。 大学校を規定する法令はなく、様々な教育訓練施設が「○○大学校」と名乗っているので、入学対象者も一律ではなく、各大学校によって過年度生の扱いは異なる。ただし、主な入学対象者を高校新卒者としている大学校のうち、学生身分が国家公務員である5大学校(防衛大学校 、防衛医科大学校、航空保安大学校、気象大学校、海上保安大学校)については、入学に年齢の上限がある(大学校一覧に記載)。 大学卒業後に一旦就職し、しばらくたってから大学院に入学する人も多い。専門職学位課程の統計は人数が少ないので割愛。 過年度生の統計ではなく年齢の統計だが、2003年度入学者のうち5月1日時点での年齢は次の通り。21歳以下340人、22歳3万3343人、23歳1万9850人、24歳6320人、25歳2647人、26歳1537人、27歳1210人、28歳1064人、29歳982人、30歳〜34歳3402人、35歳〜39歳2019人、40歳〜44歳1282人、45歳〜49歳714人、50歳〜54歳510人、55歳〜60歳300人、61歳以上178人。 過年度生の統計ではなく年齢の統計だが、2003年度入学者のうち5月1日時点での年齢は次の通り。21歳以下1人、22歳10人、23歳109人、24歳3445人、25歳2945人、26歳1874人、27歳1441人、28歳1228人、29歳1154人、30歳〜34歳3167人、35歳〜39歳1258人、40歳〜44歳670人、45歳〜49歳410人、50歳〜54歳274人、55歳〜60歳157人、61歳以上89人。 大学通信教育(短期外国為替 および大学院における教育を含む)では、教員が他の教員免許状を取るために入学する場合も多い。 過年度生の統計ではなく年齢の統計だが、2003年度通信制大学(短大以外)入学者の年齢は次の通り。18〜22歳20796人、23〜24歳13383人、25〜29歳36772人、30歳〜39歳58920人、40歳〜49歳29883人、50歳〜59歳20294人、60歳以上10785人。 一部の校種では、すでに同種の学校を卒業した人の再入学を認めていない場合がある。特に小学校・中学校は同等学校既卒者の再入学が難しいとされる(年齢の問題も並行して存在している)ため、夜間中学再入学の際に問題となる。また高校でも、同じ学科に再入学することを規制するなど、制限を設けている場合がある(裁判例あり)。大学の場合は再入学規制はない場合が多い。 通過儀礼(つうかぎれい、Initiation、rite of passage)とは、出生、成人、結婚、死などの人間が成長していく過程で、次なる段階の期間に新しい意味を付与する儀礼。人生儀礼ともいう。イニシエーションの訳語としてあてられることが多い。通過儀礼を広義に取り、人生儀礼を下位概念とする分け方もある。 イニシエーションとして古来から行われているものとしては割礼や抜歯、刺青など身体的苦痛を伴うものである事が多い。 こうした事例は文化人類学の研究対象となっている。 近世日本の武家階級では元服というものがあり、服装、髪型や名前を変える、外国為替証拠金取引 は腹掛けに代えてふんどしを締める(褌祝)、女子は成人仕様の着物を着て厚化粧する、といったしきたりもあった。地域によっては男子の場合、米俵1俵を持ち上げることができたら一人前とか、1日1反の田植えができたら一人前とかいった、年齢とは別の成人として認められる基準が存在した例もある。男子の場合、明治時代から終戦までは徴兵検査・兵役が「一人前の男」になるための通過儀礼と見なされていた。 現代の日本においては、七五三などの幼少時の通過儀礼や、還暦祝いなどの老年期の通過儀礼は残っているものの、「子供から大人への通過儀礼」が過去ほど明確には意識されてはいない。18歳で運転免許の取得が可能になる、20歳で選挙権の行使が可能になるなど、法律上、一定年齢になれば自動的に権利が与えられるものはあるが、儀式としては成人式以外に通過儀礼と呼べるものはない。ただ、大学(あるいは、大学院)卒業までに就職活動を行い、22歳前後で正規労働者(フリーターやニートではなく、正規雇用の公務員や正社員)として就職することが「一人前の社会人」になるための一種の通過儀礼と見なされている部分はある。 また、戦後の日本では長らく、小学校を卒業して中学校に入学することが「大人への第一歩」と見なす考え方も存在していた。例えば、1984年4月3日の朝日新聞社説「中学生になった君たちへ」では「中学生になることは、大人への第一歩だ。男子なら、半ズボンを穿かなくなる」と述べている。半ズボン卒業が一種の通過儀礼の意味を持っていたわけであるが、1990年代後半以降のハーフパンツの普及や小学生の間で半ズボンが廃ってきたことにより、この通過儀礼の意味も消滅した。ただし、「児童」から「生徒」への呼称の変更、教科別の教員、大部分の学校での制服着用の開始、一部の学校での男子への丸刈り強制など、小学生から中学生になる通過儀礼的要素は今でも残存している。 なお、大学の入学式・新入生歓迎合宿、企業の入社式・新人研修といった行事が存在するが、これらも広い意味では通過儀礼と言えないこともない。他に、大学院・大学・高校等の入学試験や受験勉強、あるいは運転免許証などの資格の取得[1]、卒業研究[2]なども通過儀礼と考える人もいる。 カトリック教会における秘跡は、通過儀礼としての性質を併せ持っているものが多い。洗礼(幼児洗礼)や初聖体、堅信などは典型的な例である。プロテスタント教会における幼児洗礼や信仰告白、正教会における聖洗も同様である。 なお、プロテスタント教会であっても幼児洗礼を行わないバプテスト派の洗礼(浸礼という)は、通過儀礼というよりは入会儀式の性格が強い。 通過儀礼を観光化・娯楽化したものとしては、バンジージャンプなどが有名である。 フランスのファン・ヘネップによる研究(『通過儀礼』1909年)が有名である。 日本においては自動車教習所においては、教習指導員と教習生の間には著しい力関係の隔たりがあり、場合によっては教習生は指導員の厳しい叱責や屈辱的な言辞に耐えなければ免許を取得できない事情から、比喩的に「通過儀礼」と言う場合がある。 これも、運転免許取得と同様、研究室内でのヒエラルキー・力関係上、配属された学生(あるいは院生)は指導教員(学生の単位認定や学位授与を左右する権限を握っている)に逆らえないため、屈辱的な態度や言動を取られても耐えるしかなく、一種の通過儀礼と見なせる(アカデミックハラスメントの項目を参照)。